2023/7/8(日)
私は自分の事は棚に上げているかも知れないけれど、子どもの事を第一に、子どもの目線で子育てについて考えている。
親がどのように接していれば子どもは心身健康で将来自立(自律)し、自分の足で歩んで行くのか、と。
よく言われるのが、「育てられたようにしか育てられない」。
これは私自身が実感する。
反面教師の子育てはかなりの気力と努力がいると思う。
虐待された人は子どもへの愛し方が分からない、とか。
以前、精神科受診既往のあるハンドソープ1瓶を3日で消費するママさんがお乳が痛いと来られた。産後生活全てがパニクっていて、ストレスとなることを1つずつ取り除いていきたい。母乳もストレスの1つなので止めたい、と。
手技しながら現状を聞いていったが、子育てって、ある意味ストレスだらけなのにな。
このママ、子どもを育てる、て覚悟してたんろっか?
親になる、て覚悟してたんろっか?
子どもは飾りではないし、付属品でもないし、所有物でもない。ましてや遠い将来の自分の無料の介護者でもない。
子どもは、安心安全を、母親からでしか感じ取れない。という。
母親から安心安全を感じ取り、喜怒哀楽を感じ、全てを許してもらって、また、授乳から自分の港を実感して自立していくのではないか、と考える。
甘える。は凸。甘えさせる。は凹。受け止める。受け入れる。
このママ、親に甘えた記憶がないんだとか。
私はこのような親子には、だからこそ子どものために授乳を強く勧めている。
そうしないと、負の連鎖をこの子にも受け継がせるような気がするからだ。
親となる事を選んだのなら、今のママの現状も考慮しつつ授乳だけは頑張れよ!支えるよ!と私は言う。
しかし、この私の考えは私以外の、彼女の社会的サポーターからしたらとんでもない事らしい。
大島への不満を吐露していたので彼女を否定しないで言葉を選んで関わって下さい、と助言をいただいた。
否定なんかしてないよ。
我が子のために授乳だけは頑張れ!と言っているだけだよ。
社会は、その人が虐待せずに生きていれば良いのか?赤ちゃんは体格が正常曲線内なら良い
のか?体質は?こころの健康は?
親はもうどうあっても良い。
子どもの将来の心身の健康と自立のために何をしなければいけないのか、私は勝手に考える。
ただ生きていれば良いってもんじゃないだろ。
ヒトが人になるためには授乳が大事。
でも、このママさんは数ヶ月で断乳をしてしまった。私もそれを手伝った。
授乳の代わりになる安心安全をしっかり感じ取れる方法を伝えて。
でもこれも不満、否定された、と感じ取られるのかも知れない。
ママはどうでも良い。
赤ちゃん、がんばって生きろ!
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