2022/5/30(月)
桶谷式は母乳のおいしさレベル(乳質)を問います。
良質母乳は、サラサラとしていて青白く、甘みあっさりなものが良い、と述べています。
ところが、母乳について追究していない助産師の中には、「母乳なんておいしいもまずいもないわよ、みんな同じ。だから何を食べたって良いのよ。」と言い放つ方もいます。
しかしこうして勉強して、日々母乳と向き合っていると、「どれも同じ」とは決して言えません。
母親が食べる食事で乳質に変化があり、それにより乳児の飲みっぷりや体調に変化が見られます。
内臓の自律神経から観ても、サラサラとした母乳は乳児の消化能力に負担を掛けず、逆にスムーズに内臓が動くようです。
内臓にストレスが少ないという事は脳への血流や神経の流れもスムースで、脳発達につながるという事だと私は捉えています。
昨日相談室に来て下さった2か月の女児の肌艶がマット系で、頭皮は湿疹、肌全体も湿疹。おまけに便秘と体重増加が少なく、小児科に指摘されそうな赤ちゃん。
お母さんに最近たくさん食べたものを挙げてもらい、3日、それを控えてみて、変化を感じてみて欲しい、と話しました。
そして今日、連絡がありました。
「飲みっぷりがすごく良い。頭の湿疹が消えた!」と。
わ~お!すぐに変化が出たの!?すごっ。
経験上、すぐに変化があると、私も感じた事が何回もあります。
よって、母乳の質のレベルで子どもの健康が左右される!と思っても良いと私は考えています。だから母乳は怖いのです。
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