top of page
執筆者の写真きらきらおばちゃん

コロナ禍での身内の死

2023/4/20(木)


統計的にこのコロナ禍での死亡者数が急増している、とニュースで聞いた。

ふ~ん、、、と軽く聞いていたが、先日おばちゃんが容態急変し、あれよあれよと逝ってしまった。


コロナ禍で米寿の父は義妹であるおばちゃんに会いたいと懇願したが「決まりだから」とリモートでしか会わせてもらえず。

私はギャーギャー叫んだが、当の2人は、「ああ、そうか」とだけ言ってリモート面会を1ヶ月前にした。

耳の遠い父と、認知症が進みつつあるおばちゃんのちぐはぐな会話。それでも安心したようだった。


リモートの時、本来おしゃれで身だしなみをきちんとしていたおばちゃんにうぶ毛のひげが伸びているのが気になっていた。


看護ができてないなぁ。


今回あれよあれよと危篤になり、おばちゃんの妹と病院へ急いだ。

そしたら、コロナ抗原検査をして来い。面会は人数制限している。交替する際に必要事項を記入しろ。とにかく待ってなさい。


そうこうして20分くらい経過して、電話が入った。


数分前に息を引き取った。


妹のおばちゃんと私は病院受付前で大泣きと、「病院、なんだ、この制度はぁ‼️」と叫んだ。


しばらくして、孫2人が降りてきてくれ、私たちが入室できた。


おばちゃんは吐物が出ていたらしく防水シートが顔の下に敷かれていた。しかもかなり汚れて濡れたままのが。


か〰️っと来た。


「おい、看護師、なんだこの看護はぁ‼️シート替えろぉ。そのくらい気を使え‼️患者の立場で考えろ‼️」と家族だけの病室で叫んだ私。


どうも、本当は家族も入れてもらえず、娘である従姉はスタッフとけんかしたらしい。


コロナ禍。

国はもう今までのように、と言っているではないか。

しかも、ずっと入院していく者ではなく、前日入院して1日、半日だけ個室に滞在していく者達だ。

経営、風評も確かにあるだろうが、家族の最後を演出するのも医療者の役割ではないか。


ひげといい、汚染されたシートといい、演出も最悪。

何なん、今の看護。


忙しい。

やること沢山。

知ってますよ。


それなのに、おばちゃんは寝ているような顔で冷たくなっていった。幸せな表情でいた。


「そんなん、いいんだてぇ。それでも最後子どもと孫に手ぇ握ってもらいながら逝けたっけ、おら、幸せらてぇ」と言っているように感じた。


コロナ禍全盛期の頃の死は一人で逝かせた、と聞いているので、まだまだおばちゃんは幸せなんだろうな。

だけどさ、病院の死生観と看護についてすごく考えているここ数日だ。


閲覧数:90回

最新記事

すべて表示

ちびとの会話

2024/12/6(金) 新潟は夏よりも冬、今の時季に雷さまがよく来られる。 雪降ろし、だ。 今日も稲光や雷が多かった。 我が家の中1の息子ちび。登校途中で雷が本当に近くで落ちたらしく、紫色の光が目の前を走ったらしい。 ちび「学校のみんなでさぁ、学校に雷落ちないかな、て言っ...

1 commentaire


きらきらおばちゃん
きらきらおばちゃん
27 avr. 2023

どなたか、いいね、をありがとうございます🙇

J'aime
bottom of page