ある産婆さん
- きらきらおばちゃん
- 7月6日
- 読了時間: 2分
2025/7/6(日)
毎週金曜夜は公共テレビを見続けてしまう時間。
ドキュメンタト72時間→時をかけるテレビ→BSドキュメンタリー。
この前のドキュメンタリーも考えさせられた。
放送では「助産師」という言葉を使っていたけど、時代背景的には「産婆」だろう。
満州に渡ったある産婆が終戦の日を迎え、満州では動乱が起き、日本人はどうなるか分からない。ここは自害した方がお国に勤める、と言われ、夫と幼い娘2人とで自害を試みる。子どもを母親自ら殺め、夫は2度目の自害で逝き、産婆は3度の自害でも逝けず中国の人に助けられ結局生き延びてしまった。
中国の人と再婚し娘を授かり、中国の自宅分娩介助をするようになり、50年近く中国で分娩介助をしていた。
罪滅ぼしだったのではないか。
田中角栄政権下で日中国交が再開された事を機に日本へ帰国。御歳70代後半。
ふるさととの絶縁。
中国で彼女に取り上げられた命は一万人以上。
その中の1人、40歳前後の男性が、その産婆さんの足取りを10年以上探し、とうとう探し当てた、というドキュメンタリー。
満州という国
国策
戦争と終戦と混乱
日本が中国にした事
国対国
人対人
母親が我が子を殺める
自ら命を断つ
誕生を手伝う
祖国での実家とのやりとり
邪魔者
お金や財産
理性では解決できないこと
ふるさととは何か
それでも生きて、人生を全うする
また夜中に考えてしまった。
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